コートダジュールに暮らして。人生観は変わるのだろうか

地中海の食卓 国際結婚 繊細な日本と呑気なフランス 

大富豪といえど、寂しさでした

散策へ。

コートダジュール海岸のフランスとイタリアの境近くになってくるとカラフルなイタリア色(オレンジ、黄色、ピンク)の建物が多くなってきて、写真のような小ぶりの集落が点々と続きます。

 

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かつて多くの貴族や富豪たちがこの温暖で美しい海岸沿いに大豪邸、宮殿、パレスを建て多くの雇用人を従えて生活していましたが時代とともにそのようなパレスは減り、いくつかは博物館として内部を公開されています。

 

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ひとつの豪邸の中庭です。中庭を囲んで広大な土地に美しい大理石の西洋と古典ギリシャ様式とを合わせた現在に至ってすらモダンな建築が海岸を望むように建てられており、屋内では当時の彼らの生活を存分に想像できます。建物は広大な庭の木々に隠されていてまるで森の中の宮殿です。

 

ですが中でも最も高級地が、サンジャンカップフェラー岬です。

またその高級中でも最も最も大豪邸宅が岬の先端にロッチルド財閥(ロスチャイルド家)のお嬢様が建てた別荘です。女性です。その建築、庭園、屋内装飾、彼女のコレクション全てが文化財として残されており博物館となっています。この宮殿を作りここで人生を送った彼女の名をベアトリスと言います。パリの財閥ロスチャイルド家の5男である父親の長女として生まれ当時1800年代後半ですから同じく財閥同士の政略結婚で夫を持つのですが、財は山とあり好き放題に思いのまま行動して手にも入れられた彼女ですが夫との人生は早い段階から寂しいものであり女性として孤独であったと読み知りました。後に離婚再婚なさっています。

そこはとてつもない豪華できらびやかな宝飾品に囲まれた美しい大邸宅なのですがなぜかしら切ない寂しさをまとっているように感じます。

 

 そんな彼女についてあれこれ想像しながら牡蠣と爽やかな白ワインを。

 

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